今治市常盤町に「okibi 薪」10月オープン!薪火×発酵×ワインを楽しむ新店


2026年10月、今治市常盤町に新たな飲食店「okibi 薪(おきびまき)」がオープン予定です。

テーマは、「新火×発酵×ワイン」。

okibi薪の改装中の外観


薪火を使った料理を中心に、発酵やワインを組み合わせたジャンルレスな料理を楽しめる、小さな飲食店としてスタートします。

しかし「okibi 薪」は、単なる新店舗ではありません。

この店を手掛けるのは、三菱電機で働いた後、料理の世界へ飛び込み、フランスの三つ星店で経験を積み、ミシュラン掲載店を営んできた料理人。

そして、料理人が次の場所として選んだのが「今治」でした。

okibi 薪を手掛ける料理人、もともとは工業系の会社員

「okibi 薪」を手掛ける南林さんは関西出身。

工業高校、工業大学を卒業後、三菱電機へ就職し、約6年間サラリーマンとして働いていました。

当時は料理人ではなく、料理を作ることもほとんどなかったそう。

ただ、食べることは大好きだったといいます。

レストランを巡るうちにミシュランを知り、さらに世界には「ワールド・ベスト・レストラン」のような、まさに食の世界の頂点ともいえるランキングがあることを知りました。

「それなら全部食べに行ってみよう」

そうして海外へ足を運ぶようになったことが、料理人としての人生につながっていきます。

okibi薪の改装中の店舗入り口

okibi 薪につながった「工業」と「料理」の共通点

海外でさまざまな料理に触れる中、南林さんが特に興味を持ったのが、素材から料理をつくり上げていくことでした。

例えばトマト一つを見ても、

「どうしてトマト一つで、こんなものが作れるんだろう」

そんな疑問が生まれたそうです。

素材を組み立て、形にしていく。

その感覚は、それまで携わってきた工業の世界にも通じるものがありました。

工業のクリエイティブと料理のクリエイティブ。


二つが自分の中でつながったことをきっかけに、会社を辞めて単身フランスへ向かいました。

フランスの三つ星店「アストランス」で料理を学ぶ

海外を巡った中で、南林さんが最も惹かれたのがフランス料理でした。

料理の組み立て方や緻密さが「一番理系に感じた」ことから、フランスへ。

パリにある三つ星店「アストランス」で、9カ月間無償で働きました。

フランス料理を食べたことはあっても、技法や調理方法を知っていたわけではありません。

包丁を握った経験はあっても、作れるのは家庭的な「男飯」程度。

それでも現場に飛び込み、一つずつ経験を積んでいきました。

そして9カ月目には、副料理長であるシェフの補佐を務めるまでに。

この経験が、料理人として歩んでいく大きな自信になったそうです。

okibi薪のペイント

okibi 薪の料理人がミシュラン掲載店を経営

2014年にはリヨンで初めて独立。

2015年版ミシュランにも掲載され、その後約7年間にわたって店を経営しました。

東京、北海道、福岡では監修店は複数あっても実店舗は運営しています。

料理人として経験を積み重ねる中で、次に目指す場所として考えるようになったのが「地方」でした。

その理由の一つが、食材との距離です。

もっと食材と近い場所で料理をしたい。

生産地と料理人の距離を縮めたい。

そんな思いから、次の拠点を探し始めました。

okibi薪の改装中の店内

okibi 薪の料理人が今治を選んだ理由

そこで候補となったのが今治市。

海も山もあり、豊かな食材が身近にある環境は、南林さんが求めていた場所と重なりました。

さらに移住先を探していた際、偶然にも今治市の移住相談ブースが隣に。
話を聞いてみると、思い描いていた環境にぴったり。

家族で今治への移住を決意しました。

もともと「地方にオーベルジュをつくる」という目標があり、その夢に向かうため、地域おこし協力隊として今治での活動も始めました。

そして、その足がかりとなるのが「okibi 薪」です。

okibi薪の改装中のカウンター席

okibi 薪は「新火×発酵×ワイン」がテーマ


「okibi 薪」は、今治市常盤町に誕生する小さな飲食店。

テーマは**「新火×発酵×ワイン」**です。

薪火を使った料理に発酵の要素を取り入れ、さらにワインとの組み合わせも楽しめる、ジャンルレスなスタイルを目指しています。

ここで重要になるのが「薪」。

薪は炭とは異なる魅力があります。

炭は特定の木を高温で焼き上げたもので、安定した火力を比較的扱いやすく得られます。

一方、薪は地元の山の木を割り、乾燥させて使うことができます。

木の種類によって香りも異なり、火から立ち上る熱気も食材に影響します。

薪そのものが料理に奥行きを与えてくれるのです。

okibi薪の発酵調味料

okibi 薪のオープン初期は予約制・コース制


2026年10月のオープン初期は、予約制・コース制で営業する予定です。

これは、今後ずっと続く営業スタイルではありません。

完成と同時に通常営業へ移行するだけの準備期間が十分ではないため、まずは最初に来店するお客様に、きちんと良い時間を届けることを優先。

料理の流れや提供のテンポ、店内の動線、ドリンク提供、会計まで、一つずつ確認しながら、今治での「okibi 薪」の営業スタイルを整えていきます。

オープン初期の営業内容は以下の予定です。

• 18:00一斉スタート

• 90分制

• 4,500円固定

• ドリンク別

• 一斉〆飯500円

今後、通常営業へ移行した際には、営業スタイルが変わる可能性があります。

okibi薪の発酵調味料の猪醬

okibi 薪はオーベルジュへ向かう「第一章」


「okibi 薪」は、まだ完成した形ではありません。

むしろ、これから始まる大きな構想の第一章。

その先にあるのが、地方でのオーベルジュづくりです。

フランス、リヨン、東京、横浜を経て、今治へ。

さまざまな場所で料理と向き合ってきた料理人が、今度は今治の食材と向き合います。

まずは常盤町の小さな「okibi 薪」から。

薪火、発酵、ワイン、そして今治の食材。

それらがどのような料理へと姿を変えるのか、オープンが待ち遠しい一軒です。

okibi薪の店へのアクセス


「食材とゼロ距離になりたい」

そんな料理人が選んだ今治で始まる新しい挑戦。

2026年10月の「okibi 薪」オープンに注目です。

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